以上の国内と輸出の市場の動きにより、日本のスポンジチタンの出荷量の見通しをまとめています。
02年度は01年度の26000トンから国内向けの増は期待できますが、輸出の落ち込みにより大きくダウン
し21000トン強程度になるのではないかと見ています。
しかしながら、グラフが示すように、前回の底より2000トン程度は上にありますし、2001年度の水準は
その前のピークより上にあります。また、チタン利用の裾野が拡がっていること、そして数年内に航空機需要が
大きく回復することも確信しておりますので、大きな鋸歯のようなサイクルの中、ボトムとトップの位置を上げ
ながら日本のスポンジチタン産業が成長してきたトレンドは変わらないものと見ています。
03年度は、国内向けスポンジチタン需要が諸般の事情から停滞いたしましても、輸出の明るい兆し等を勘案す
るとこれ以上悪くならないと見ています。

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