チタン事業の売上高の推移は、01上期迄は順調に拡大しました。
01下期は、9月にテロがありましたが、輸出減少規模が比較的軽微であったことと国内展伸材出荷量が史上
最高であったことで全体としては上期並でした。
02年度計画は、国内の好調さは継続すれども、テロの航空機スポンジチタン需要に与える影響を考慮し、上
期下期とも71億円強の売上高を想定しておりました。
この計画に対して、上期のQ別では、1Qは35億円強の売り上げでほぼ計画通りで推移したものの、7月の
英国で開催されたエアショウでのボーイングとエアバスのデリバリー機数減少発表や8月に入っての米国エア
ライン大手の経営危機の明確化で、輸出の航空機用スポンジチタン需要減少と在庫調整圧力で出荷規模が一気
にシュリンクしました。
更に、国内展伸材メーカーの中東情勢の緊迫に伴う先行き不安感による回転在庫の圧縮と財務体質改善の一環
としての全社的な在庫圧縮により、国内向けスポンジチタン出荷にも陰りがでてきました。このため、2Q売上高は
大幅減の30億円弱となり、上期ト−タルでは65億円弱で計画に対し7億円弱の減少を余儀なくされました。
下期は為替レート115円/$で、2Qレベルの横這いと見ています。

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