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稗田 浩士

「あの時、稗田がやってくれたおかげだな。」
そういわれる仕事を、ひとつでも多く残していきたい。

現状維持では何も変わらない。それがOTCの合言葉。

現在私が担当しているチタン製造の還元・真空分離工程は、チタン鉱石から製造される無色透明な四塩化チタン(TiCl4)という液体が、スポンジ状の金属チタンになる工程で、言わば当社工場の目玉的な場所だと言えると思います。真っ赤に焼けた巨大な反応容器がクレーンで吊るされ、工場内を移動する様はまさに圧巻で、世界最高レベルの品質を誇る当社のチタン製造現場で仕事ができる誇りと生産者としての使命感を改めて感じる瞬間でもあります。

私の業務はチタン製造のコスト削減、品質向上、そして新技術の開発です。当社はチタン製造の世界をリードするフロントランナーですから、当然ここで学べる知識は最先端なものになり、ここで行う技術開発は他社の真似事ではなく、今後のチタン製造の歴史を変えることになる可能性を大いに秘めることになります。しかもチタンはまだ歴史が浅く、今後も技術躍進が見込まれる分野がまだまだあります。今すでにトップメーカーなのだから今のままでいいじゃないか、とは当社の社員は誰も考えていません。現状維持では何も変わらない。この合言葉のもと、我々のグループが中心となってよりよい製品をより安く提供できるよう、全社を挙げて日夜奮闘しています。

チタンの可能性はこれからますます広がっていく。

学生時代、金属材料の研究をしていた私は、チタンの「軽い、強い、錆びない」といった優れた特性を知るにつれ「なぜこんな優れた金属なのに、利用用途がそれほど広がっていないのだろう?」と疑問に思っていました。そこで就職活動の際にいろいろと調べた結果、原料鉱石からチタンを金属として取り出すことが難しく、それができる会社が日本で2社、世界でも10社程度しか存在していないことを知り、これからますます伸びるのではないかと考え、OTCを志望するようになりました。
実際に説明会に参加し、具体的に話を聞いてみてますますその思いは強くなり、迷わずOTCへの入社を決意することになりました。

チタンは今、航空機のエンジンや機体構造材、ロケット部品、各種プラントの伝熱管や発電用タービンブレートといった利用用途以外にも、軽くて錆びないという特性を活かして人工骨や心臓ペースメーカーといった医療分野や、建築物の屋根材や外壁にも利用されるようになっています。浅草寺や金閣寺、北野天満宮といった日本を代表する名刹の屋根瓦も、実はチタン建材が利用されています。我々が努力し、より高品質で安価にチタンを提供できれば、従来考えられなかった分野でも利用もどんどん広がっていくことと思います。

原料の変更という未知の領域に挑戦した日々。

チタンの原料は天然ルチル、合成ルチル、チタンスラグといった二酸化チタンを多く含む鉱石で、国内には存在せず現在は全量輸入しています。原料の安定確保は我々にとって重要な問題であり、常に一定量の原料を確保すべく、原料部門が世界の動向を日々チェックしています。我々チタン製造技術グループも、より幅広い種類の原料に対応すべく、かつて私が中心になって行った業務がありますので、少しご紹介をしたいと思います。

当時私は塩化・蒸留工程を担当しており、原料を最初に加工する工程の生産技術職でした。そこでこれまで扱ったことのない種類の原料を使った場合、今の我々の設備や操業にどのような影響を及ぼすのかを事前に検討し、原料の変更に伴う不具合を最小限にするために必要な設備改善予算を会社に申請し実施しました。設備の改修には数ヶ月以上かかるものもあるため、新しい原料を使用してからの対応では、手遅れになるかもしれないからです。

また塩化・蒸留工程だけでなく、それ以降の工程にも影響が出る可能性を考慮し、他工程の生産技術職はもちろん現場の作業員とも密に確認・連携を行いました。また分析を担当する試験部門には原料メーカーからサンプルを多数取り寄せて何度も分析を実施してもらいました。こうして実に多くの方にご協力いただいて、無事原料の変更に対応でき、これまでと変わらぬ品質のチタンを提供することができたのです。また原料の選択肢が増えることで当社としては原料を安定して低価格で買い求めることができますので、会社の利益にもずいぶん貢献できました。企業にとって品質の競争も大事ですが、価格競争も同じく重要です。これから先、「あの時、稗田が中心になってやってくれたおかげだな。」と言われるような仕事ができたことは、私の自信になりました。

コミュニケーション能力を武器に、更なる成長を目指す。

チタン製造技術グループは私より年下の若手社員も多く、活発なコミュニケーションがなされている中で日々仕事をしています。今の工程を担当してまだ日が浅いので、覚えないといけないことも多くて大変ですが、ひとつ一つ経験し、身に付けていこうと思っています。
先輩方は尊敬できる方ばかりです。人心掌握術に長けた方、豊富な知識と経験からアドバイスをくれる方、仕事のスピードと正確性がずば抜けている方、とにかく努力家で意志の強い方など。私はいずれの面でもまだまだ及ばないのですが、ひとつだけ自信を持っていることがプレゼン能力です。

先ほどもご紹介しましたが我々の仕事は関係各部署との調整の連続です。自分がやりたい改善を実施するためには、そうした関係者を説得し、協力してもらえる信頼関係を構築しなければなりません。ですので、日頃の業務においても、自分の考えが伝わりやすいように、また相手にスムーズに理解してもらえるように、言葉を選びながら説明することを心がけています。

就職活動をされている方へメッセージ

就職活動中は不安も多く、周りの意見・評判に翻弄されてしまいそうになることがあるかもしれません。しかし、将来その会社で働くのは他ならぬ「あなた自身」です。自分の価値観を大切にして、自分が正直に感じた印象を大事にするようにしてください。また、学生時代に培った知識・経験を活かす道もよいと思いますし、まったく新しい分野に思い切って挑戦してみるのもよいと思います。大切なのは自分が将来どのような社会人になりたいかをしっかりと思い描き、それに向かって進んでいくこと。勇気を出して、力強く第一歩を踏み出してください。

What's your next OTC あなたの考える、次の時代のOTCとは
自動車工業・半導体工業などに見られる
自動化技術を取り入れ安全・安定・安価を成し遂げる。

ある一日のスケジュール

08:00 出社・メールチェック
 
08:30 現場操業データチェック
   
10:00 テスト計画作成
   
11:45 昼食・昼休み
 
12:30 調査データのまとめ
 
14:00 技術開発項目の整理・中間
報告資料作成
 
15:30 後輩の業務進捗状況確認・指導
 
16:30 退社

Career profile

  • 2007年入社、チタン製造部チタン製造技術グループ配属。チタン製造の塩化・蒸留工程の低コスト化・品質向上・新技術開発を目指す生産技術職を担当。
  • 2014年7月より還元・真空分離工程の担当に異動。

私の担当業務

チタン製造部チタン製造技術グループは、チタン製造工程全体における生産技術の改善やコスト削減、そして品質管理を行っています。チタン製造には塩化・蒸留や還元・真空分離、電気分解、整粒、溶解等の工程があり、当グループの生産技術職は工程毎に担当が決まっており、工程毎の技術開発を行っています。また各工程の担当者がグループ内でお互いに情報を共有することで、全工程を横断的に管理する橋渡し的な役割を担っています。私は現在還元・真空分離工程を担当しており、様々な技術開発を行っています。

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