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田中 裕介

開発の歴史が浅く、未知の領域が大きい素材、ポリシリコン。
そういう舞台に自分の可能性を賭けてみようと思いました。

品質とコスト。高い次元での両立が求められるミッション。

ポリシリコンはPolycrystalline Silicon(多結晶シリコン)の略称です。シリコンはケイ素とも呼ばれる元素で、地表においては酸素の次に多く、岩石や土砂等の主な構成要素になっています。そうしたシリコンを非常に高純度に精製して作られているのが、当社が提供している半導体用ポリシリコンで、その純度は世界トップレベルの11N(99.999999999%)を維持しており、このレベルの製品を製造できるメーカーは世界でも限られています。当社が提供するポリシリコンはお客様の元でシリコンウェーハに加工され、半導体素子の材料として最終的にはパソコンやスマートフォン、デジタルカメラといた製品の頭脳として私たちの生活を支えています。
ポリシリコンはチタンと同様まだ開発の歴史が浅く、それだけに技術的改善の余地が十分に存在しています。製造工程の中で無駄を省きエネルギー効率を高めることでコストの削減につなげたり、世界トップレベルの品質を維持し、さらに向上するための様々な取り組みを検討し、実行するのが私達ポリシリコン技術グループのミッションです。例えば私が担当している還元工程では非常に多くの電力を使用しており、ポリシリコンの製造原価の中で大きな比率を占めています。逆に言えば、電力使用量を減らすことができれば、大幅なコスト削減を実現でき、結果的に価格競争力という武器を当社にもたらすことができます。

もちろん簡単なことではありませんし、品質への影響も出さないようにする必要があります。品質とコストの両立という課題は常に私の双肩にかかっており、とても大きな責任を感じています。責任が大きい分、改善に成功した時の嬉しさも大きく、技術職としての醍醐味を感じることができます。

未知の領域が大きい。それだけ活躍できるフィールドも大きい。

学生時代に読んだ「メタルカラーの時代」(山根一眞著)の登場人物に憧れ、技術者を志した私は、学生時代に学んだ金属材料学の知識を活かし、鉄鋼・非鉄金属メーカーへの就職を希望していました。なかでも当社の主力製品であるチタンやポリシリコンは鉄や銅、アルミといった金属と比べてまだまだ未知の領域が大きい素材であり、無限の可能性を秘めているのでは、と感じ、これに自分の可能性を賭けてみようと思い、入社を決意しました。
学生時代に学んだ知識が就職してすぐに活かせるというのは稀なケースだと思います。私も学生時代に学んだ金属材料学がそのまま活かせたわけではありません。後述のように岸和田ポリシリコンのプラント立ち上げに取り組んでいた頃は学んだことのない機械設備関係の知識が多く必要とされたので必死になって勉強しました。ですが学生時代の知識も含め、これまでに勉強したことも思わぬところで活かされる時がいつか来るものです。事実、今現在担当している還元工程でプラント内部の反応を考えるとき、大学で学んだ知識は大いに役に立っています。勿論大学の知識はあくまで検討の基礎となるものに過ぎませんので、ポリシリコン技術グループの仕事は毎日が発見の連続で、勉強の連続です。私もこれまで「一人前の仕事ができるようになったな」と思ったことは一度もありません。

幸いなことに私が入社してすぐに岸和田製造所ポリシリコンプラントの立ち上げに関わることができ、ともに成長することができました。もちろん付き合いも長い分、担当工程の設備については他の誰よりも詳しいという自負はあります。ですがプラント内部で起こっている反応等については未知の領域が大きい分、これから先、ポリシリコンの製造現場をあっと言わせるような技術開発で他社が一歩抜きん出てしまったりすれば、当社の技術は一気に過去の遺物になりかねません。そうした危機感を持って常に挑戦し続けることが我々スタッフに会社が求めていることだと思います。

ONとOFF、どちらも思い切り楽しみたい。

岸和田製造所は本社に比べると規模が小さく、それだけに顔も名前も知らないという人は一人もいません。そのため担当する仕事の幅が広く、また若いうちから責任ある仕事をどんどん任せてもらえますので、会社の歯車になることは決してなく、むしろ全員が会社のエンジンのような気持ちを持って仕事に取り組んでいます。また技術スタッフと製造現場の方々との連携も密にとっていますし、人間関係がとてもいい職場です。そうした関係をもっと強化することがより強い組織体を作り、会社の業績向上に貢献できると私は考えています。具体的にはもっと現場のノウハウや知見を我々技術スタッフが勉強し、現場の方々へ我々が目指しているビジョンをしっかりと共有していくことです。そうすれば工場全体の仕事の質を高めることができ、課題解決へのスピードをより上げることができるのではないか、そのためにはまず私自身を仕事的にも人間的にももっともっと磨いて高めないといけない、と感じています。

そのためには仕事はもちろん、プライベートもより充実させたいです。学生時代からの趣味である登山では、日本百名山のうち半分の50座は踏破したいと考えているのですが、今まだ11座しか登れていませんので、もう少しペースを上げて必ず達成したいです。社内には登山好きの方も結構多くいますので、声を掛けて一緒に楽しみながら挑戦したいと思います。

就職活動をされている方へメッセージ

国内には数百万にも及ぶ会社が存在しており、皆さんが名前や事業内容を知っているのは、その中のほんの僅かだと思います。ですから「名前を知っている」とか「規模が大きい」とかで判断するのではなく、知らない会社を知ることから始めてほしいと思います。特に当社のようなBtoB企業は一般的に身近な存在ではないのかもしれませんが、優れた技術や製品を有している会社がたくさんありますので、ぜひ企業研究の参考にしていただきたいと思います。あと会社説明会に参加するだけでなく、企業訪問や工場見学、OB・OG訪問等の機会を活用するようにしてください。実際に足を運んでみて、働いている社員の話を聞くことで自分が仕事をするイメージをより具体化できると思いますし、実際の社風も感じ取ることができると思います。

What's your next OTC あなたの考える、次の時代のOTCとは
業務はメリハリをつけて効率よく遂行し、私生活はもっと充実!

ある一日のスケジュール

08:00 出社・メールチェック
 
09:00 操業データ確認
   
10:00 操業条件の検討
   
11:45 昼食・昼休み
 
12:30 操業打ち合わせ
 
15:00 操業条件変更・日報発信
 
16:30 業務完了・退社

Career profile

  • 2010年入社、ポリシリコン製造部ポリシリコン技術グループ配属。
  • 2010年ポリシリコン製造の還元工程の低コスト化・品質向上・新技術開発を目指す生産技術職を担当。

私の担当業務

ポリシリコン製造部ポリシリコン技術グループは、ポリシリコン製造工程全体における生産技術の改善やコスト削減、そして品質管理を行っています。ポリシリコン製造部には転化、蒸留や還元、加工等の工程があります。当グループの生産技術職は工程毎に担当が決まっており、それぞれの技術開発を行っています。また各工程の担当者がグループ内でお互いに情報を共有することで、全工程を横断的に管理する橋渡し的な役割を担っています。私は現在還元工程を担当しており、様々な技術開発を行っています。

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