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竹下 浩樹

業界のスタンダードをひっくり返す可能性がある。
これこそが技術者の力の発揮のしどころです。

いつか世界を席巻する、その日を目指して。

当社の主力製品であるチタンやポリシリコンは材料としての歴史が浅く、その分まだまだ多くの可能性があると言えます。そうした可能性を引き出し、お客様のニーズに合った新製品を開発するのが私たち高機能材料開発グループのミッションです。例えば球状チタン粉末である「TILOP(タイロップ)」は、液晶用ターゲット材原料や金属射出成型用原料、さらに3Dプリンタ材料として用いられており、これまでチタンが活用できなかった小さな部品への利用を可能にしています。そうした高機能材料の中で、私はSiO(一酸化ケイ素)を担当しています。
当社のSiOはすでに食品包装用としては業界No.1の実績があり、さらに太陽電池バックシートや産業用包装材としても利用が拡大しています。しかし、今後最も期待されているのがリチウムイオン二次電池の負極材料としての応用です。現在、負極材として利用されている炭素に比べて当社のSiOは電池容量が大きく、安全性も向上するという優れた特性を持ち、次世代の負極材の最有力候補として業界から注目が集まっています。

しかも負極材用にSiOを開発しているのは国内に数社しかなく、今後のOTCにとって大きな柱となっていく可能性がある製品だと思います。しかしまだまだクリアしなければならない課題も多く、SiOの負極材としての更なる性能の向上、そして近い将来の実用化に向けて日々研究開発に打ち込んでいます。実用化に成功すれば、自分が開発した素材が世界を大きく変えることになるかと思うと、とてもワクワクしますし、いつかは業界内で自分の名前を知らない人はいない、というレベルまで成長していきたいです。

社会人生活を共に過ごす金属として、何を選ぶべきか考えた。

私は大学で材料工学を専攻していましたので、その知識を活かせる金属メーカーへの就職を希望していました。当初は鉄鋼や銅・アルミといったベースメタルを扱っている会社がすぐに頭に浮かびましたが、今後の長い社会人生活を考え、どの金属をテーマにすべきだろうかという視点で就職活動を考えた時、チタンを扱っているOTCがとても魅力的に感じられたのです。
チタンは元素そのものが希少なのではなく、製錬の難しさ故にレアメタルに分類されている、少し特殊な金属です。つまり、製錬技術の発達次第ではチタンも鉄や銅、アルミ等と同じように普及し、様々な用途で実用化される可能性を秘めているということになります。こうした将来性のある金属とエンジニア人生を共にし、技術の発展に貢献できれば、技術者としてこれ以上ないほど面白いだろうなと思い、OTCへの入社を決意しました。
入社後配属されたのはチタンとは直接関係のない現在の部署でしたが、SiOもチタンと同じくOとSiというごくありふれた元素からなる素材であり、優れた特性を持ちながらまだまだ十分なポテンシャルを発揮できていない存在です。こうした存在に光を当ててあげることこそ技術屋の仕事だと思いますし、力の発揮のしどころです。

SiO負極材の研究開発は、お客様である電池メーカーとの技術者ミーティング等で性能の目標値を設定し、その性能の実現のためにはどうすればよいかという仮説を立て、その仮説に基づき実験を行い、結果を検証するという作業を繰り返していくのですが、なかなか簡単に望む結果が得られる訳ではありません。ですが試行錯誤を行っているうちに考えてもなかったようなことで性能が向上する、といった新たな発見があるのが、今の仕事の面白さだと私は思います。そして長い時間をかけて苦労した結果、求めていた目標値を達成することができたときは、とても大きなやりがいを感じます。

恵まれた環境を活かして、いつかは世界初の素材の開発を。

私が考えるOTCの一番の魅力、それは若手社員のうちから重要な仕事をどんどん任せてもらえるところだと思います。上から言われることをただやるのではなく、一人のスタッフとしての意見やアイデアも尊重して聞いてもらえますし、何より自分の仕事に対する責任感や愛着をもって取り組むことができます。任されたからといって一人で放っておかれるようなことはなく、困ったことがあれば上司や先輩が相談に乗ってくれます。相談するかしないかの判断も私自身に委ねられますので、信頼されているのだと感じます。同じグループ内に年次の近い先輩が数名いらっしゃるのですが、それぞれが私にない知識や経験をお持ちで、考え方ひとつを取っても先輩方から学ぶべき点が多く、仕事面で色々とフォローしていただいています。しかし自分の今後の成長のためにも、私は私なりの特長を活かして、試行錯誤していきたいと思っています。

それから、OTCはONとOFFのメリハリがきっちりしているところも魅力です。有給休暇も取りやすいですし、OFFは自分の趣味や勉強に時間を当てて、リフレッシュするようにしています。また、部活動やレクリエーション大会も盛んで、交流を通じて社員の団結力やチームワーク、そして部署の垣根を越えたコミュニケーションを醸成するよう常に心掛けてくれています。このように社員一人ひとりが居心地良く、そして持っている力を発揮できる環境があることに感謝し、これからも研究開発に邁進していきたいと思います。そしていつかは、まだ世界中どこにもない高機能材料を、自らの手で生み出してみたいです。

就職活動をされている方へメッセージ

敢えて申し上げるほどのことではないかもしれませんが、学生のうちは本分である勉強、研究活動に打ち込んでほしいと思います。大学での研究内容と会社に入ってからの仕事では異なる面が多く、学んだ内容が直接役に立つことは少ないかもしれません。ですがそうしたことほどもっとしっかり勉強しておけばよかった、と私は少し後悔しています。仕事に関係のあることは会社に入ってからいくらでも勉強して覚えていかなければなりません。その分、仕事とは直接関係のないことについて時間を割いて勉強するのは学生の頃よりもずっと難しくなります。ところが、直接関係がないと思っていた知識が意外なところで自分の独自性や強みとなって、思いがけない結果を生み出してくれることがあるのです。会社も皆さんに従来にない発想や視点を求めています。ですからあまり自分の研究分野の内容だけにこだわらず、広い視野を持って就職活動をするように心がけてみてはどうでしょうか。

What's your next OTC あなたの考える、次の時代のOTCとは
世界トップクラスのチタンメーカーとして攻めの姿勢をとり続けること。
また新しいことを貪欲に追い求め、高機能材料の次のステージを模索していく。

ある一日のスケジュール

08:00 出社・朝会・メールチェック
 
09:00 他社特許公報チェック
   
10:00 実験の準備・危険予知・確認
   
11:45 昼食・昼休み
 
12:30 実験開始
 
15:00 実験データの回収・整理
 
16:30 業務終了・退社

Career profile

  • 2012年入社、高機能材料開発部高機能材料開発グループ配属。
  • 2012年SiO(一酸化ケイ素)のリチウムイオン電池用負極材としての実用化を目指す研究開発職を担当。

私の担当業務

高機能材料開発部高機能材料開発グループは、当社のメイン事業であるチタン、ポリシリコンに次ぐ第3の柱となる新たな材料の開発を担当する部署です。扱う製品によって担当者が分かれており、私は現在SiOをリチウムイオン電池用負極材として活用するための性能向上を目的とした研究開発業務を担当しています。

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