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井上 貴博

OTCでの技術開発が、世界のチタン製造のスタンダードになる。
そんな環境でできる仕事、他にはあまりないのではないかな。

「声なき声」に耳を傾け、見えないものを可視化する。

当社の主力製品であるチタンの製造過程において発生する塩化マグネシウム。その塩化マグネシウムを電気分解により塩素とマグネシウムに分離させ、チタン製造に再利用しているのですが、電気分解には非常に多くの電力を必要とします。私は電解のエネルギー効率向上、省電力化、すなわちコスト削減につながる技術開発を担当していますが、全社から大きな期待が集まっています。

技術開発を語る上で、まず現場の現象を捉えることが必要不可欠です。ですが、化学プラントの中で実際にどのような現象が起こっているのか、直接目にすることはできませんし、得られる情報は限られています。逆に言えば、その限られた情報からいかに起こっている現象を捉えて、技術開発を正しい方向に導けるかが、私たち技術スタッフの腕の見せ所と言えるのかもしれません。私も実際の製造現場に頻繁に足を運び、様々な試験やデータ収集・解析を行ったり、これまでに収集された過去のデータを違う視点でもう一度検証してみたり、現場の方から意見やアイデアをお聞きしたりする等、試行錯誤を積み重ねながら、「実機の声」を拾い出そうと日々努力しています。

また時には学会等に参加して最新の情報を収集したり、外部の研究機関との連携を検討したりするなど基礎的な理解を深めることを行っています。まだ入社2年目の私に対して会社がそこまでバックアップしてくれるのは、とても有難いことだと感謝しています。

「少数精鋭」だからこそ感じられる充実感。

モノを作る仕事がしたくて工学部に進んだ私は、モノの性能の根幹を担っている材料に興味を持ち、材料工学を専攻していました。卒業後はスケールの大きい仕事がしたいと思い、鉄鋼・非鉄金属メーカーを志望していたのですが、ある日卒業生の方がリクルーターとして説明をしてくださった時に初めてOTCのことを知り、チタンやポリシリコンといった将来性のある素材を製造するリーディングカンパニーである、ということにとても興味を持ち、志望するようになりました。

それともうひとつ、私がOTCに惹かれた理由が、少数精鋭の人材が技術開発を担っているということです。大きな組織の歯車のひとつとして仕事をするのではなく、若いうちからどんどん仕事を任せてもらえる、自分の意思でどんどん仕事を進めることができる、そうした環境で仕事をしたほうが絶対に面白いし、自分がより成長できると考えたからです。

これは実際に入社してわかったことですが、予想していた以上に仕事も任せてもらえ、自分で考え、自分で積極的に仕事に取り組むことができる職場環境が当社にはあります。社員がヤル気を出せばそれに会社が応えてくれる。だから社員がもっと頑張るようになる。そうした好循環こそが当社が高い技術開発力を維持し続けていられる秘訣だと私は考えています。

チームワークの良さがOTCの一番の魅力。

私が考えるOTCの一番の魅力は、社員の人柄、そして全員が1つの目標に向かって協力し合える企業風土だと思います。どんな仕事でもそうかもしれませんが、私が担当している技術開発も、1人で全てを行うことはできません。例えば実機でデータ収集を行う際は、現場に不慣れな私が行うよりは実際に現場に精通した方にお願いして行っていただく方がより安全で精度の高いデータを収集することができます。また現場の方はこれまで長く積み重ねてこられた経験から得られる知見や、毎日実機と向き合っているからこそわかる感覚といった我々では持ちえない独特の能力を持っていますので、そうした方と協力して仕事を進めることがとても重要になります。

時には無理をお願いすることもあるのですが、OTCの社員は皆さん人柄がよく、前向きに取り組んでくださる方ばかりなので、技術開発を行う上でOTCは理想的な企業風土があると私は思っています。

またこうした企業風土は、仕事以外のプライベートでも大切にされています。お昼休みはもちろん、仕事が終わってから一緒に飲みに行ったり、休日はゴルフに行ったり、社員同士とても仲がいいのも魅力のひとつだと思います。またそうしたプライベートの交流の時の会話から、新たな発見や意外な着想が生まれてくることが実際によくありますので、これからもそういう時間を大切にしていきたいですね。

技術者の誰もが羨む環境、ここにはある。

チタンという金属は鉄鋼と比べて歴史が浅く、技術開発を積み重ねていくことでこれからますます市場が広がっていく素材だと私は考えています。例えば、当社の粉末チタン「TILOP」は3Dプリンタでの部品製造への応用が期待されています。これは従来加工が難しかった細かな部品や小ロットの特注品等にも柔軟に対応できるものです。業界のリーディングカンパニーである当社が新しい製品、技術を開発するということは、それが世界をリードする製品・技術になるということに他なりません。当社が発展するということが業界全体の発展に繋がり、チタンの可能性の発展に繋がる。これは技術者にとってとてもやりがいになりますし、まさに技術者冥利に尽きる環境だと思います。
私自身はまだまだ未熟なところも多く、先輩社員のように優れた技能を持っているわけでもありません。ですがいつか将来、チタン製錬の歴史に名を残すような技術を生み出したい、そう考え、今はとにかく日々努力、日々勉強を積み重ねているところです。

就職活動をされている方へメッセージ

まず大事にしてほしいのが、「自分が何をしたいのか、そして会社に何を求めるのか」ということをじっくりと考えてから、企業研究を行うということです。どのような企業に入っても、誰もが一度は困難や壁にぶつかることかと思います。その時、その壁を乗り越えるモチベーションになるのが、「自分でよく考え、選んだ仕事であること」だと私は考えるからです。

では企業研究のときに注視すべき点はなにか。私はその企業の社員であると思います。社員はその企業そのものといえます。社員の方をよく見て、よく話を聞いてみると、その企業の社風、理念、環境が見えてきます。ですからOB・OG訪問はもちろん、説明会の時でも社員の方と直接話してみることをぜひお勧めします。仕事もそうですが、就職活動も自分で考え、自分で積極的に行動することが一番重要です。皆さんがやりたい仕事を見つけ、それができる企業に入れるよう、応援しています。

What's your next OTC あなたの考える、次の時代のOTCとは
産学ともに成熟期に入っていくチタン製錬の先駆けとして若手が活躍し新たな挑戦を積極的に行っていく企業になる。

ある一日のスケジュール

08:00 出社・メールチェック
 
10:00 製造現場にて試験及び測定・データ収集
 
11:45 昼休み
   
12:30 収集したデータの解析・考察
 
15:30 1日のまとめ・次回試験の計画・立案
 
16:30 退社

Career profile

  • 2013年入社、技術部技術管理グループ配属。
  • 2013年チタン製造の電気分解工程の高効率・低コスト化を目指す技術開発職を担当。

私の担当業務

私が所属している技術部技術管理グループは、会社全体の技術開発の予算や進捗等を管理する部署です。製造現場には様々な工程があり、ぞれぞれの担当が合理化・品質向上を目指して日々技術開発に努力しています。我々はそうした中から特に会社にとって有益だと思われる技術開発を促進し、コスト削減や品質向上の最大化を図ることを目的としています。現在私はチタン製造の電解工程に着目し、電気分解のエネルギー効率をより高めることで、生産コストの削減を目指す技術開発に取り組んでいます。

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